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Title:  The effect of anxiety on postural control in humans depends on visual information processing.

邦題: ヒトの姿勢制御において不安の影響は視覚情報処理に依存する

Journal:  Neurosci Lett. 2004 Jun 24;364(1):37-9.

Authors:  Ohno H, Wada M, Saitoh J, Sunaga N, Nagai M.

Reviewer: Yasunobu ISHIKAWA

Abstract

目的:

 本研究の目的は、被験者内要因のパラダイムを用い、不安が姿勢制御のパラメーターと関連するかどうかを調査することである。

 

方法:

 参加者は、19-33歳の20名の学部生であった。不安が姿勢バランスの制御に与える影響の可能性を調査するために、立位での状態不安、重心動揺が1か月の期間を空けて参加者に対して2回計測された。状態不安の変化と重心動揺のパラメーターとの相関はピアソンの相関係数によって調査された。

 

結果:

重心動揺の面積の範囲および重心動揺の前後の最大軌跡の変化は状態不安の変化と有意な相関を示した(それぞれr=0.543とr=0.659)。データは不安の増加が姿勢バランスの制御の不安定の原因になることを示した。これらの相関は閉眼時に消失した。

 

結論:

不安は視覚入力処理に影響し、姿勢制御の最終的なパフォーマンスに影響を及ぼす。

 

URL:   https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15193751

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