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Title:  Mentally represented motor actions in normal aging. I. Age effects on the temporal features of overt and covert execution of actions.

邦題: 正常な加齢における心的に表象された運動:活動の顕在的および非顕在的実行の時間的特徴における加齢効果

Journal:  Behav Brain Res. 2005 Dec 7;165(2):229-39. Epub 2005 Sep 13.

Authors:  Skoura X, Papaxanthis C, Vinter A, Pozzo T.

Reviewer: Tatsuya HIRAI

Abstract

本研究は正常な加齢による顕在的(実際の実行)・非顕在的活動(心的活動)の時間的特徴を検討する。第1実験では、空間的時間的制約をしない3つの運動課題(歩行、立ち上がり、上肢ポインティング)を行い、3つの年齢群(平均年齢22.5歳、66.2歳、73.4歳)に分類し、顕在的、非顕在的実行の時間を検討した。運動イメージ生成の能力は高齢者と若年者で違いがなかった。正確に言うと、顕在的、非顕在的な時間を考慮すると、歩行とポインティング課題は似ており、立ち上がり課題は似ていなかった。さらに、イメージされた運動のタイミングのばらつきは、実際の運動時間と比較し常に過大であり、3つの年齢群で同量であった。第2実験において、時間的空間的制約(スピード/正確性トレードオフパラダイム)を強くした顕在的、非顕在的運動の時間的特徴について年齢効果(平均年齢22歳、64.8歳、73.2歳)を調査した。実際の実行では、若年群と高齢群で、年齢に伴うスピードの減少という事実にも関わらずフィッツの法則を支持した。このように、実行機能を悪くさせるのは、運動準備過程が高齢者でまだ正常であり、生物的運動に関するよく知られた法則に従う。顕在的実行に対して、運動スピードは加齢に伴い段階的に減少したが、高齢者ではフィッツの法則に従わなかった。この結果は運動意図の生成と制御が、意図的に実行されず、特にそのように考慮された複雑な運動活動は、加齢した脳において妨げられることを示唆する。

 

URL:  https://pdfs.semanticscholar.org/9480/3b5d7e48d9a7e66d066fb3e1209fc8b93fad.pdf

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