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Title: Prevalence of pain and pharmacological pain treatment among old people in nursing homes in 2007 and 2013.

邦題: 2007年・2013年の介護施設における高齢者の疼痛および薬理学的疼痛治療の現状

Journal: Eur J Clin Pharmacol. 2017 Dec 20

Authors: Hemmingsson ESGustafsson MIsaksson UKarlsson SGustafson YSandman POLövheim H.

Reviewer: Yuki Wakatsuki

Abstract

目的

介護施設に入所する多くの高齢者は、痛みを経験し、鎮痛薬を服用している。この調査の目的は、スウェーデンの老人ホームに住む人々の間で、2007年から2013年までの2つの大型の比較可能な標本における疼痛および薬理学的疼痛治療をしている割合を分析することでした。

方法

横断調査は、2007年と2013年に、スウェーデンのヴェスターボッテン郡の介護施設の利用者全員に実施された。平均年齢84.6歳と85.0歳の合計4933人(それぞれ2814人と2119人)が参加した。これらのうち、それぞれ71.1%と72.4%が認知機能障害を有していた。利用者を最もよく知っているスタッフが調査を行った。

結果

オピオイドの処方は、トラマドールの使用が有意に減少していたが、オピオイドは一般的に使用されていた。2007年には63.4%、2013年には62.3%が痛みを経験したと、スタッフは報告した。痛みのある利用者のうち、2007年の20.2%、2013年の16.8%は全く治療を受けておらず、痛みのある利用者の73.4%と75.0%は薬理学的治療を受けておらず、彼らはスタッフにより痛みを治療されていると誤って認識されていた。

結論

2007年から2013年の間に、トラマドールの処方量が少なくなり、オピオイドを摂取する割合が多くなるという、鎮痛薬の治療に変化がみられていた。それにもかかわらず、痛み治療の不十分が未だに起こっており、治療されていない利用者の場合でも、多くのスタッフは鎮痛薬を処方されていると思い込んでいた。

 

URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29260276

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