
Title: Values for timed limb coordination tests in a sample of healthy older adult
Authors: Lanzino DJ, Conner MN, Goodman KA, Kremer KH, Petkus MT, Hollman JH
Journal: Age Aging. 2012 Nov 41(6):803-7
邦題: 健常高齢者の肢協調テスト時間の値
レビュワー藁科弘晃
Abstract
背景:時間を計測される肢協調性テストは運動パフォーマンスの信頼できる評価だが、発表された基準値には多くの欠陥がある。
目的:高齢群の計測されたテスト時間の平均値を決定するために、人体測定的な特徴、利き手、性別、年齢との関連を調査すること。
デザイン:横断的研究
セッティング:地域
方法:身長、体重の測定と、指鼻試験、回内外試験、指集団屈伸試験、指対立試験、踵脛試験の完全な5回の反復時間は記録された。パフォーマンスの遂行時間は、統計的に人体測定的な特徴(身長、体重、BMI)と関連するか、また、利き手、年齢、性別に影響を受けるか検討した。
結果:全てのテストで、身長はスピードと負の相関があった(r = −0.26 to −0.41)。体重は回内外試験、集団屈伸試験のスピードと負の相関があった(r=−0.25 to −0.35)。共変数をコントロールすると、男性が女性よりも踵脛試験を速く完遂した。若年群は、 高齢群よりも上肢のテストを速く完遂した。70歳代の人は、80歳以上の人より指鼻試験と回内外試験を速く完遂した。
結論:我々は、5つの臨床テストの平均値を報告し、その値は健常高齢者と異なる軽度な障害を特定する助けになるかもしれない。