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Title: Home-Based Virtual Reality-Augmented Training Improves Lower Limb Muscle Strength, Balance, and Functional Mobility following Chronic Incomplete Spinal Cord Injury.

邦題:在宅でのバーチャルリアリティー、拡張現実によるトレーニングは慢性の不全脊髄損傷による下肢筋力、バランスおよび機能的移動性を改善する。

Journal:Front Neurol. 2017 Nov 28;8:635.

Authors: Villiger M, Liviero J, Awai L, Stoop R, Pyk P, Clijsen R, Curt A, Eng K, Bolliger M.

Reviewer: Yasunobu ISHIKAWA

Abstract

背景:脊髄損傷(SCI)後のリハビリテーションおよび機能回復に正の影響を及ぼす重要な要因は、多様なトレーニング、集中的な運動の繰り返し、およびトレーニング課題の動機づけである。これらの側面をサポートするシステムは、対象者の治療場面と関係なく、リハビリテーションに大きな利益をもたらすかもしれない。本研究について、我々は、不全SCI(iSCI)における在宅でのバーチャルリアリティー(VR)拡張トレーニング(つまり教師なし)は可能であり、下肢筋力のような運動機能、バランスおよび移動機能を改善するという仮説を実験した。

 

方法:本研究について、12名の慢性iSCI対象者は在宅での下肢VRトレーニングシステムのモバイルバージョンを使用した。このシステムには、動機づけのトレーニングシナリオ、およびアクションの観察と実施を組み合わせたものが含まれた。下肢と足部のバーチャル画像は動きのセンサーを経由して制御された。対象者は在宅でのトレーニングを4週間以上、それぞれ30-45分間の16-20セッションを行った。評価項目はLower Extremity Motor Score(LEMS)、Berg Balance Scale(BBS)、Timed Up and Go(TUG)、脊髄障害自立度評価法の移動、脊髄損傷者の歩行能力の評価尺度(WISCI Ⅱ)、および10mと6分間歩行テストが計測された。アウトカムの安定性のために2つの治療前の評価時点が選択された:治療の4週前と治療直前である。

結果:事後の評価において(例、治療直後)、高いモチベーションと前向きな変化が対象者から報告された( adapted Patients' Global Impression of Change)。下肢筋力(LEMS, P = 0.008)、バランス (BBS, P = 0.008)、および機能的移動(TUG, P = 0.007)で有意な改善が示された。追跡の評価において(例、治療後2-3か月)、機能的移動(TUG)は他の評価項目と対照して有意な改善が残存していた。

 

結論:VRトレーニングシステムの在宅での教師なしのエクササイズは慢性のiSCIを有した対象者に有益な機能的トレーニングの効果をもたらし、神経リハビリテーションのツールに有用である可能性を示唆する。

 

URL:  https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29234302

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