
Title: Aging of internal model : from acontinuous to an intermittent proprioceptive control of movement.
Authors: Matthieu P. Boisgonier, Vincent Nougier.
Journal: AGE. (2013) 35: 1339-1355
邦題: 内部モデルの加齢:継続的なものから断続的な固有感覚性の運動のコントロール
レビュー藁科弘晃
Abstract
感覚運動システムを制御するために、内部モデルは、運動指令と感覚信号との間で調整される。この研究では、運動の固有感覚性制御における生理学的な成人の加齢効果と、それに関連する内部モデルを評価することを提案した。この目的のために、若年成人のグループと高齢者のグループは2つの速さの条件(快適スピード、速いスピード)で足関節対側同時マッチング課題を行った。マッチングパフォーマンスを評価するために、エラーと時間的、運動学的な変数は用いられた。その結果、高齢者は若年者と比較し、異なる制御様式を用いることが示され、固有感覚性制御の内部モデルは加齢とともに変更することが示唆された。これら変更の行動の現れは、考慮されるスピードの条件に依存した。快適スピードの条件では、この変更は、若年者より高齢者で増加した選択的、補助的な動きの量によって表された。この戦略は、高齢者に、若年者のパフォーマンスに相当する終了点のパフォーマンスレベルへの到達を可能にさせた。速いスピードの条件では、加えられる選択的、補助的な運動によって損なわれた内部モデルをそれ以上補うことができず、それゆえ、固有感覚性制御パフォーマンスは低下した。この結果は、内部モデル理論と継続的で断続的な制御様式を統合し運動の固有感覚性制御の基礎を生成した。
URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3705127/pdf/11357_2012_Article_9436.pdf