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The knowledge and attitudes of general practitioners to the assessment and management of pain in people with dementia.

認知症患者の痛みの評価と管理に関する医師の知識と考え方

Journal: BMC Fam Pract 2018 19(1):166 doi: 10.1186/s12875-018-0853-z.

Authors:  Jenniings AA, Linehan M, Foley T

Reviewer: Yuki Wakatsuki

Abstract

背景

認知症患者の痛みは診断できておらず、治療が十分ではない。医師は認知症ケアにおいて中心的な役割を果たすが、認知症患者の疼痛に関する医師の考え方は明らかになっていない。 この研究の目的は、認知症患者における疼痛評価および管理に対する医師の知識および考え方を調査することであった。 

方法

本調査は、記述的な横断研究であった。アンケートは先行研究にて、医師により試験的に実施された。アンケートは、アイルランド南部のコーク市のすべての医師に国勢調査の対象として郵送されました。アンケートでは、人口統計情報として、医師の知識と考え方を評価するリッカート式の質問への回答を収集し、そして、医師に対して、認知症における疼痛管理の経験に関するフィードバックを与える機会を提供した。統計分析にはSPSS v25を用いた。質的な回答を分析した。

結果

郵送された320のアンケートのうち、157のアンケートが返信された(回収率49%)。対象となる医師は現場で実践している代表者とした。回答の3分の2(108/157)以上が、介護施設であった。認知症特有の疼痛評価ツールについては、回答者のうち10%(16/157)しか認識していなかった。介護施設への医師の参加が大きければ大きいほど、これらのツールを知っている可能性が高かった(p = 0.048)。回答者(113/157人)の大半は、認知症の人は痛みを自己報告できないと回答した。認知症患者の痛みを治療するためにオピオイド薬を使用することの安全性については不確かであり、51.6%が安全である回答した。質的な記述は、代諾者から疼痛の報告、医師の認知症特有の疼痛評価ツールの重要性の不認識、および一般的な診療でのこの評価が実施不足に対して挑戦することの重要性を強調した。

結論

この研究では、認知症における疼痛評価および管理に、挑戦的に取り組む医師がいること分かった。認知症の人々における疼痛評価および管理に関する指導は、臨床で実践されているようには見えない。この調査結果は、アイルランドの国民の認知症戦略の実施の一環として実施され、我々の研究チームによって開発された教育的介入を知らせるものである。認知症患者の痛みの評価と管理に関する医師の知識と考え方について報告した。

URL:  https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30301471

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