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Title: Obstacle Negotiation, Gait Variability and Risk of Falling. Results from “Gait and Brain Study”
Authors: F Pieruccini-Faria, M Montero-Odasso
Journal: The Journals of Gerontology: Series A (2018).
邦題: 障害物への対応、歩行変動と転倒リスク
レビュワー吉元勇輝
Abstract
背景:歩行変動は転倒を早期に予測する指標である。しかし、転倒の危険性が高まる障害物を跨ぐ課題時の歩行変動については検討されていない。本研究の目的は、障害物を跨ぐ際のアプローチにおける歩行パフォーマンスを、転倒群と非転倒群で比較し検討することである。
方法:137名の健常高齢者を対象に調査をおこなった。対象者は、歩行路に設けられた身長の15%の高さの障害物を跨ぐ課題を実施した。障害物を跨ぐまでのアプローチ最終6歩を解析対象とし、歩行速度、ステップ時間およびステップ幅変動を、転倒群、非転倒群に分け検討した。
結果:27名の高齢者が転倒群、110名の高齢者が非転倒群であった。転倒群は、非転倒群に比べ障害物を跨ぐ際のアプローチにおいて、ステップ時間変動とステップ幅変動が増加していた。
結論: 転倒リスクの高い高齢者は、障害物へのアプローチで変動が増加する傾向にあった。
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