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Title:.The effects of backward walking training on balance and mobility in an individual with chronic incomplete spinal cord injury: A case report.

邦題: 慢性の不全脊髄損傷者のバランスと移動性に対する後ろ歩きトレーニングの効果:ケースレポート

Journal: Physiother Theory Pract. 2016 Oct;32(7):536-45.   

Authors: Foster H, DeMark L, Spigel PM, Rose DK, Fox EJ

Reviewer: Yasunobu ISHIKAWA

Abstract

背景/目的:不全脊髄損傷(ISCIs)を有したものは一般的に持続する歩行障害に直面する。後ろ歩きトレーニングはリハビリテーションアプローチに使用できる可能性があり、新たな歩行とバランスへの挑戦を提供する。しかしながら、ISCIsを有した個体に対するアプローチの効果について少しは知られてるのみである。このケースレポートの目的は、慢性ISCIsを有した個体における後ろ歩きトレーニングの筋力、バランスおよび直立位での移動性の効果を記述することである。

 

方法:28歳の女性、ISCI(C4、AIS D)を受傷後11年の対象は、一部の体重支持でトレッドミル上での後ろ歩きトレーニングの18セッションを完了した。トレーニングはステッピング練習、速度および運動学に重点を置いた。効果判定測定が含まれた:Lower Extremity Motor Score、Berg Balance Scale(BBS)、Sensory Organization Test(SOT)、10m歩行テスト(10MWT)、3m後ろ歩きテスト、Timed up and go(TUG)およびActivities-Specific Balance Confidence (ABC) Scale。

 

結果:筋力は変化しなかった。改善したバランスは、BBS(20から37点/56点)とSOTスコア(27から40点/100点)によって明らかとなった。直立での移動はTUG時間(57から32.7秒)、10MWT速度の改善(0.23から0.31m/s)および後ろ歩き歩行速度(0.07から0.12m/s)から改善がみられた。さらに、自己報告によるバランスの自信(ABCスケール)は36.9%から49.6%に増加した。

 

結論;結果は、後ろ歩きはリハビリテーションアプローチに有用である可能性と、臨床的な効力感の検査は正当な理由であることを示唆する。

 

 

URL:  https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27482619

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