Title: Fall efficacy as a measure of fear of falling.

Authors:  Mary E Tinetti、Donna Richman、Lynda Powell

Journal:  Journal of gerontology 45（6）、P239-P243、1990

邦題： 転倒の恐れの尺度としての転倒効力

レビュワー　岩谷竜樹

Abstract

恐怖の運用上の定義を、「日常生活における本質的で危険でない活動中の転倒回避における自己効力感の低さ」として、転倒の恐れを測定するための手段であるFES（Falls Efficacy Scale）を開発した。 FESの評価は、地域在住の高齢者の2つのサンプルで評価された。 FESは良好な再試験信頼性を示した（Pearsonの相関0.71）。 転倒恐怖のために回避行動を報告した被験者は、転倒恐怖を報告しない被験者よりもFESスコアが高く、自己効力感または自信が低いことを示した。 FESスコアの独立した予測因子は、通常の歩行速度（身体能力の尺度）、不安、および鬱であった。 FESは転倒恐怖を測定するための信頼できる、そして有効な方法であるように思われる。 この測定法は、高齢者の機能低下に対する転倒恐怖の独立した貢献を評価するのに役立つかもしれない。

 

 

URL：   https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2229948