top of page

Title: Walking Patterns In Healthy Old men
Authors:Murray, M. Patricia, Ross C. Kory, and Bertha H. Clarkson.
Journal:Journal of gerontology 24.2 (1969): 169-178.
邦題: 健常高齢男性の歩行パターン
レビュワー吉元勇輝
Abstract
背景:先行研究により60代までの歩行パターンが検討されている。本研究は年齢を80代まで拡大し歩行パターンの加齢変化について検討する
方法:対象は64名の20~80代の男性。対象は快適および最大速度で歩行を行い、その際、中断光写真を用いて計測を行った。統計分析は、20~80代を年齢別に8群にわけ多変量分散分析を用いて年齢と歩行速度の差を検討した。
結果:快適および最大歩行速度条件において歩行速度、歩幅ともに67歳以上の3群と若年の群で有意な差を示した。歩隔は74歳以上の群が若年群に比べ拡大する傾向を示した。足角は、80代群が若年群に比べ有意に拡大していた。歩行周期時間は快適歩行速度条件において、67歳以上の3群が若年の群に比べ長くなっていた。
遊脚/立脚時間比率は、両歩行速度条件で67歳以上の群が若年の群に比べ、立脚期が有意に長く、遊脚期が有意に短かった。
結論:歩行パターンは、年齢を経るごとに変化するわけではなく、65歳前後を境に変化している変数が多い。
bottom of page