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Title: Self-efficacy is more important than fear of movement in mediating the relationship between pain and disability in chronic low back pain.

邦題:セルフエフィカシーは慢性腰痛の痛みと能力制限の関係を介在するうえで運動の恐怖より重要である。

Journal: Eur J Pain. 2011 Feb;15(2):213-9.

Authors: Costa Lda C, Maher CG, McAuley JH, Hancock MJ, Smeets RJ.

Reviewer: Yasunobu ISHIKAWA

Abstract

目的:痛みセルフエフィカシーと運動の恐怖は、慢性腰痛患者に対する痛みがどのようにして能力制限をもたらすかを説明するために提言されている。しかしながら、痛みと能力制限の経過に関して、痛みセルフエフィカシーと運動の恐怖がとの程度の介在をするのかは調査されていない。本研究の目的は、痛みセルフエフィカシーと(または)運動の恐怖は発症して間もなくの慢性腰痛患者における痛み強度と能力制限の関係に介在するのかを調査することである。

 

方法:2つの縦断的デザインについて、184名の慢性腰痛患者は、ベースラインと慢性腰痛の発症後12か月の時点で痛み強度、活動制限、痛みセルフエフィカシーおよび運動の恐怖の測定が実施された。回帰分析は mediational hypothesis testを用いた。

 

結果:同時に測定をしたとき、痛みセルフエフィカシーと運動の恐怖の信念の両方が、慢性腰痛の発症時の能力制限に対する痛みの強度の影響に部分的な介在をすることを認めた。しかしながら、縦断的研究について、セルフエフィカシーの信念の改善のみが12か月の期間を超えた痛みの変化と能力制限の変化との関係に部分的な介在をした。

 

結論:我々は運動の恐怖の信念がこの関係に介在するという理論を支持しない。したがって、痛みセルフエフィカシーは痛みと能力制限の関係の理解に関して、運動の恐怖の信念よりも重要な変数となるかもしれないと結論付けた。

 

URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20655254

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