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Title: Stiffness Control of Balance During Quiet Standing and Dual Task in Older Adults: The MOBILIZE Boston Study

Authors: Hyun Gu Kang and Lewis A. Lipsitz

Journal: J Neurophysiol. 2010 Dec; 104(6): 3510–3517.

邦題:高齢者における静的立位および二重課題におけるバランスの剛性制御:MOBILIZE Boston研究

レビュワー 田中 敬大

論文の内容

 

注意散漫は姿勢制御に影響しますが、このメカニズムはよく理解されていない。認知ストレスの間の資源の転用は、運動駆動および姿勢筋緊張の低下を招く可能性がある。これは、姿勢の硬直性の低下および姿勢の揺れの振幅の増加として現れることがある。我々は、二重の作業が剛性の低下と揺れ振幅の増加につながると仮定した。体位変動(中心圧; COP)データは77.9±5.3歳の724人の参加者、地域在住の高齢者の代表的なサンプル、MOBILIZE Boston Studyコホートから使用された。被験者は、1回の試行につき30秒間フォースプレート上で目を開いて素足で立った。 5回の試行が、3回の連続減算タスクの有無にかかわらず、それぞれ実行された。揺れデータは減衰振動子倒立振子モデルに適合した。振幅(COPおよび重心)、機械的剛性、および揺れ挙動の減衰が決定された。二重課題で揺れ振幅と減衰は増加した(P <0.001)。剛性は内外側にのみ減少した(P <0.001)。二重課題を行うことが困難な者は、前後方向の二重課題で、より大きな揺れおよびより小さな内外側方減衰(P≤0.001)および増加した剛性を示した(相互作用P = 0.004)。二重課題は、剛性変化を考慮した後も依然として独立して揺れの増加を説明することができた(P <0.001)。したがって、仮説は内外側動揺でのみ支持された。単純なモデルは、内外側のみの動揺の二重課題関連の増加を説明するのに役立った。また、前後および中外側の揺れ行動の力学に対する認知機能の異なる影響を明らかにした。二重の課題は、内側外側の姿勢制御に必要な資源をそらすかもしれず、それゆえ転倒につながる。

 

URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3007648/

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