The cerebellum in Alzheimer's disease: evaluating its role in cognitive decline.

Jacobs HIL, Hopkins DA, Mayrhofer HC, Bruner E, van Leeuwen FW, Raaijmakers W, Schmahmann JD.

Brain. 2018 Jan 1;141(1):37-47.

邦題： ADにおける小脳：認知的低下における役割の評価

レビュワー平井達也

Abstract

小脳は随意運動の調整と運動学習にのみ重要であるように扱われてきた。解剖学的、臨床的、および神経画像的研究は神経システムにおける小脳の役割の理解のパラダイムシフトを導いてきた。それは、小脳が認知と情動の調整に対して統合することを示す。認知処理に対する小脳の貢献を理解するための研究は神経退行性および神経精神的障害における小脳の役割の探索において関心が増加している。主にはADに対する関心である。本稿で我々は、ADの小脳の神経病理的、構造的機能的神経イメージに関して、すでに存在しているかなりの量の論文をレビューする。

我々は、ADの特徴である認知的欠損に焦点を当てたこれらの観察を考慮し、その上で、ADの病理物理学的・症状に関する新たな展望を紹介する。 我々が提案する仮説は、ADにおける精神神経的欠損に対して小脳が貢献するということである。 我々は以下のことを提案するために思考した理論の測定障害に関して描いた。それは、この小脳の構成要素が行動神経的障害の調整において明らかに欠損しているということである。我々はこの仮説を調査するため、最終的に、因果関係を示す臨床的病理疾病モデルを包括的に構築するために今後の研究を提供する。

 

URL： https://academic.oup.com/brain/article/141/1/37/4055901