
The "forgotten joint" as the ultimate goal in joint arthroplasty: validation of a new patient-reported outcome measure.
人工関節における最終目標としての「 forgotten joint 」:患者の自己報告による新しいアウトカムの検証
J Arthroplasty. 2012 Mar;27(3):430-436.e1. doi: 10.1016/j.arth.2011.06.035. Epub 2011 Oct 13.
Behrend H1, Giesinger K, Giesinger JM, Kuster MS.
Reviewer: Yuki Wakatsuki
Abstract
緒言
主にパフォーマンスの良い患者に対して、人工関節形成術後患者のアウトカムを改良することで、判別力の高い、新しい評価指標が必要になる。本研究の目的は、患者の自己報告よって新しい側面を評価するアウトカムである指標「Forgotten Joint Score」を開発、検証することである:これは日常生活において人工関節を忘れることのできる患者の能力である。
方法と結果
予備実験の後、 Forgotten Joint Score は検証され、高い内的整合性を示した(Cronbachα= .95)。Forgotten Joint Score の天井効果は、 Western Ontario 大学および McMaster 大学の下位項目(16.7%〜46.7%)と比較してかなり低かった(9.2%)。群間比較により、Forgotten Joint Score は243名の患者において非常に判別力があることが証明された。
結論
Forgotten Joint Score は、「 good 」と「 bad 」の違いだけでなく、「 good 」、「 very good 」、「 excellent 」の結果の違いも反映している。この簡潔な指標は、新しい有望な概念である「忘れられた関節」を測定することができる魅力的な評価方法である。