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Title: The fusimotor and reafferent origin of the sense of force and weight.

邦題:紡錘運動と力と重さの感覚の求心性情報の起源

Journal: J Physiol. 2011 Jul 1;589(Pt 13):3135-47. doi: 10.1113/jphysiol.2011.208447. Epub 2011 Apr 26.

Authors:Luu BL, Day BL, Cole JD, Fitzpatrick RC.

Reviewer: Yuki WAKATSUKI

Abstract

脳が筋肉に送信する指令に関連する信号は、物体を持ち上げるときに重さの感覚を作り出すと考えられている。したがって、筋肉が疲労または部分的な麻痺(神経筋遮断)によって弱まると、錘を持ち上げるのに必要な運動指令の増加は、持ち上げた物体の主観的な重さの増加を説明すると考えられる。疲労した筋の収縮により、親指の屈筋の力の出力を約半分にし、それを使用して物体を持ち上げた。求心性情報のない2人の被験者の場合、持ち上げた物体の知覚される重さは、central-signal理論と一致して、約2倍になった。しかし、健常者の場合、物体が同じもしくは軽いと感じ、central-signal理論と矛盾するが、調整された筋収縮で、末梢受容体の感受性から、予想される影響と一致する。別の実験では、前腕の筋肉を非脱分極性神経筋遮断薬で完全に麻痺させ、その後約半分の筋出力に回復させた。運動ニューロンへの運動指令がより大きくなければならなかったが、部分麻痺の親指で持ち上げたとき、物体がより軽く感じることもあった。これは、持ち上げに関連した求心性の減少は、錘内筋線維の長期にわたる麻痺によって引き起こされるということによって説明できる。筋紡錘からの末梢の信号は、通常、筋出力の感覚を生じさせると結論付けている。しかし、概念上、末梢受容体からの求心性情報は、中枢神経系に完全に限定されたものではなく、知覚中枢に伝達される遠心性経路および求心性経路で、中枢神経により生成される信号と見なされる場合もある。したがって、これらの結果は、中枢と末梢に基づく知覚の区別、および筋紡錘が四肢の位置と運動に関する情報のみを提供するという概念に挑戦している。

URL:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21521756

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