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Title: Physical activity programs for balance and fall prevention in elderly: A systematic review.

邦題:高齢者におけるバランスと転倒予防に対する身体活動プログラム:系統的レビュー

Journal: Medicine (Baltimore). 2019 Jul;98(27):e16218.

Authors: Thomas E, Battaglia G, Patti A, Brusa J, Leonardi V, Palma A, Bellafiore M.

Reviewer: Yasunobu ISHIKAWA

Abstract

背景:

人口統計の変化より世界的な高齢化が進行している。高齢者の生理的な老化はバランス能力の低下や転倒リスクの増加を引き起こしており、高齢者の中での重要な問題である。バランス能力の低下を軽減するために、身体活動は有用であることが証明されている。本研究の目的は、身体活動プログラムが高齢者のバランスの改善をすることができるのかを確認するために、学術論文の系統的レビューをすることである。

 

方法:

本レビューは、Medline-NLM、Pubmed、ScienceDirectそしてSPORTDiscussのデータに基づき、過去10年、65歳以上の健常高齢者における身体活動とバランスを調査した無作為抽出試験とした。その結果、8本の学術論文が質的統合に含まれ、平均年齢75.1±4.4歳の200名の高齢者が比較された。研究のサンプルサイズは9名から61名であり、介入期間は8週から32週であった。

 

結果;

質的統合が含まれた8つの論文が適格とされた。論文は抵抗運動と有酸素運動、バランストレーニング、 T-bow©と wobble boardトレーニング、エアロビックステップと静的バランスボールトレーニング、応用的な身体活動、およびWii Fitトレーニングの効果を調査した。研究のバランス評価はベースラインの評価と比較して16%から42%の間の改善を示した。

 

結論:

バランスは異なる運動の方法によって効果的に改善することのできる多因子から成立するものである。それは、高齢者の身体活動を促進するための基本であり、バランスパフォーマンスにおけるネガティブな効果は非介入のコントロール群で確認できる。

 

URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31277132

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