
Correlation of accelerometry with clinical balance tests in older fallers and non-fallers
Age Ageing. 2009 May;38(3):308-13.
Maura O’Sullivan, Catherine Blake, Conal Cunningham, Gerard Boyle, Ciarán Finucane
邦題: 高齢の転倒者および非転倒者における加速度計と臨床バランステストとの相関
レビュワー 田中敬大
Abstract
目的:加速度計が標準的な臨床試験(BBSおよびTUG)と相関するかどうかを検討するため。バランスをとるのが困難な課題に対する加速度計の応答を特徴付けるため、および、転倒者と非転倒者の間の加速パターンを特徴づけることを決定する。
方法:胴体の加速度は、4つの条件下で3軸加速度計を使用してL3レベルで測定された。目を開いた状態(EO)、目を閉じた状態(EC)の固い地面で立った場合、マット上で、目を開いた状態(MAT EO)および閉じた状態(MAT EC)で支えなしで立った場合の条件で測定された。病院外来に通った平均年齢78歳(SD±7.6)の高齢患者(n = 21、男性8名、女性13名)がこの研究のために募集された。患者は包括的な転倒歴に基づいて転倒者または非転倒者として区別された。
結果 :タスクの複雑さが増すにつれて加速度計のRMSが段階的に増加し、加速度計はEOとECを除くすべてのテスト条件に対する揺れ反応を大幅に区別できました(P <0.05)。MAT EOの加速度データは、BBSスコアと有意に逆相関し(P = −0.829、P <0.001)、TUG値と正の相関がありました(r = 0.621、P <0.01)。転倒者と非転倒者の間で、MAT EOの加速度RMSに有意差がありました(P <0.011)。
結論: これは、加速度計、BBS、TUGの間に高い相関関係を示すこの種の最初の研究です。加速度計は、異なるバランス条件に対する揺れの反応と、転倒者と非転倒者とを区別することもできます。加速度測定は、高齢者のバランスの測定において効率的で定量的な代替手段であることが示されました。
URL: https://pdfs.semanticscholar.org/63c6/218627e74ddc8a4d91983e9ac0355057e698.pdf