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Title: Judgments of differences and ratios of subjective heaviness.
邦題: 主観的な重さの差と比率の判断
Journal: Atten Percept Psychophys. 2017 Aug;79(6):1860-1869. doi: 10.3758/s13414-017-1334-5.
Authors:Masin SC, Brancaccio A.
Reviewer: Yuki WAKATSUKI
Abstract
主観的な重さの差や比率を数値的に判断するための実験的な指示は、一般的に、重さの差または重さの比を直線的に比例して判断すると仮定される。この研究では、対象者は2つの錘を片手または両手で持ち上げ、重さの差または比を数値的に判断するよう指示された。錘の値は、階乗的に組み合わされた。階乗の曲線のパターンは、片手の持ち上げが重さの差の線形判断を引き起こすのに対して、両手持ち上げは重さの比の非線形判断を引き起こしたことを明らかにした。持ち上げる条件は、重さの違いや比率を判断するために指示方法とは無関係にこれらの判断を生み出した。これらの結果は、片手での持ち上げが重さの差の線形判断を引き起こすのに対して、両手での持ち上げは経験を通して学んだ重さの比率の非線形な判断を引き起こすという解釈を示唆している。これらのことから、感覚を評価するときに注意する必要がある。
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