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Title: Higher incidence of falls in long-term stroke survivors than in population controls: depressive symptoms predict falls after stroke.

邦題:慢性期脳卒中患者は地域在住者よりも転倒の発生率が高い:うつ症状は脳卒中後の転倒を予測する

Journal: Stroke. 2002 Feb;33(2):542-7.

Authors:Jørgensen L, Engstad T, Jacobsen BK.

Reviewer: Yuki WAKATSUKI

Abstract

背景と目的:

高齢者よりも脳卒中患者の方が骨折しやすいが、長期に脳卒中を有する地域在住者の転倒の発生率はこれまで報告されていない。

方法:

4ヶ月間(1998年9月~12月)、脳卒中後、平均10年の在宅生活する111名の患者群と、性別と年齢に関して一致する同じ地域から無作為に選択された143人の対照群を追跡調査した。転倒は「転倒カレンダー」を使って毎日記録された。転倒を記録する期間より以前に、既往歴、薬の使用、および日常生活の活動に関する情報が登録されていた。身長、体重、視力、血圧、運動機能、および重心動揺が測定され、抑うつ症状および認知機能が評価された。

結果:

追跡調査中に、患者群の23%と対照群の11%が1回以上転倒し、潜在的な交絡因子を統制すると、少なくとも1回転倒するリスクは脳卒中患者で2倍以上高かった(相対危険度= 2.2;95%CI, 1.1~4.3)。脳卒中患者では、うつ症状は転倒を予測し、転倒の相対危険度はうつ病のスコアの標準偏差の増加ごとに1.5増加した。

結論:

我々は、転倒が地域在住者よりも地域在住の慢性期脳卒中患者でより頻繁であり、転倒とうつ症状のリスクは脳卒中患者において関連していることを示唆する。

URL:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11823667

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