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Frequency and course of mild cognitive impairment in a multiethnic community.

Ann Neurol. 2008 Apr;63(4):494-506.

Manly JJ, Tang MX, Schupf N, Stern Y, Vonsattel JP, Mayeux R.

邦題: 他民族コミュニティーにおけるMCIの経歴と発生率

レビュワー平井達也

Abstract

OBJECTIVE:

認知症のない多様な高齢者における軽度認知障害(MCI)とアルツハイマー病(AD)の経歴と発生率を検査することと、フォローアップにおいて正常に戻ったMCIを有する高齢者の特徴を評価すること。

METHODS:

初期評価で認知症がない65歳以上の2,364名のラテン系カリビアン、黒人、ラテン系でない白人は18~24か月フォローアップされた。MCIとADの発生率は神経学的、医学的、精神的な検査、および神経心理学的機能により決定された。

RESULTS:

10,517人年を超えて、21%の健常な高齢の対象者はMCIに進行した(年間発生率は5.1%:95%CI 4.6-5.6%)。初期のMCIの内、21.8%はその後にADと診断され(年間発生率5.4%:95%CI 4.7-6.3%)、47%は変わらず、31%は正常に戻った。MCIの対象は、健康高齢者よりADへ進行するのは2.8倍であった。MCIの中で、記憶および少なくとも1つの認知的領域が障害されている者は、ADへ移行するリスクがより大きく、フォローアップ中に正常に戻る見込みはなかった。MCIの診断もしくは、probableもしくは possible ADの診断は、ADの病理的診断に対して、60%の感度、95%の特異度であった。

INTERPRETATION:

記憶と言語の障害はADへの移行の予測因子として有用であった。MCIから正常への復帰は頻繁であるが、認知領域の一つ以上の障害がある場合は、単一領域の障害よりも、より持続し、進行するようだ。MCIの臨床的診断はいつも神経病理的なADの予測とはならない。

 

URL:  https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2375143/pdf/nihms46337.pdf

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