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Title: Limb Heaviness: A Perceptual Phenomenon Associated With Poststroke Fatigue?
邦題:四肢の重さ:脳卒中後の疲労と知覚は関連するのか?
Journal: Neurorehabil Neural Repair. 2016 May;30(4):360-2. doi: 10.1177/1545968315597071. Epub 2015 Jul 17.
Authors:Kuppuswamy A, Clark E, Rothwell J, Ward NS
Reviewer: Yuki WAKATSUKI
Abstract
脳卒中後の疲労感および四肢の重さは、脳卒中後に一般的に起こる2つの知覚の問題である。以前の研究は、脳卒中後の疲労感が感覚運動処理の変化に関連している可能性があることを示唆しているが、四肢の重さはしばしば筋力低下と関連すると考えられている。四肢の重さの知覚が感覚運動制御の変化の問題であるかもしれないという仮説に取り組むために、我々はそれが脳卒中後の疲労感または筋力低下について、どちらがより関連しているか密接に調査した。69人の慢性期の脳卒中患者において、四肢の重さが知覚されない人(38名、疲労スコア= 2.68 / 7)よりも四肢の重さが知覚される人(31名)が有意に高い疲労レベル(4.8 / 7)を報告したが、筋力低下においては群間で差はなかった。この興味深い知見は、努力感覚と感覚処理に関連していることは議論されている。四肢の重さと脳卒中後の疲労感と関連したこと、筋力低下が関連しなかったことは、四肢の重さが中枢的に生じる感覚運動の障害である仮説を生じさせる。
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