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Title: Stops walking when talking as a predictor of falls in elderly people

邦題: 話しかけると立ち止まることは高齢者の転倒を予測する

Journal:  Lancet, 1997 - thelancet.com

Authors: L Lundin-Olsson, L Nyberg, Y Gustafson

Reviewer: Takahiro Tanaka

Abstract

背景:

臨床経験で虚弱な高齢者が一緒に歩いてる人と会話を始めるとき、立ち止まる。一度に二つのことをしようとするときに立ち止まる。おそらく歩行時により注意が必要となるからではないか。

目的:

「話しかけると立ち止まる」サインは転倒を予測するのに有用なのか調査した。

方法:

歩行が自立している施設入居者58人を対象にした。その中で、歩行中会話するときに立ち止まった人々を6カ月にわたり経過観察し、自宅で転倒したかどうか調査した。

結果:

58人のうち、12人が会話を始めたとき立ち止まった。そのうち10人が6ヶ月の間に転倒した。全体では21人が一度は転倒した。転倒のカプランマイヤー分布では、歩行をやめた人たちと歩行を続けた人達では著しく異なった。(対数順位検定 17.46、p≤0.001)話すときに立ち止まることは、転倒を予測する値としてポジティブな予測は83%(10/12)そして、ネガティブな予測は76%(35/46)である。特殊性は95%しかし、感度は48%

著者の結論:

歩行中、会話するときに立ち止まるかを観察することは、シンプルで素早く、コストもかからず、機材も必要としない。この前向きな予測は、転倒しやすい人を見分けることを狙った以前のプロトコル報告より価値がある。

 

URL: http://www.thelancet.com/pdfs/journals/lancet/PIIS0140673605615656.pdf

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