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Title: Step width variability, but not step length variability or step time variability, discriminates gait of healthy young and older adults during treadmill locomotion.
邦題: トレッドミル上歩行において歩幅やステップ時間の変動ではなく歩隔の変動が若年者と高齢者の歩行を判別できる
Journal: J Biomech. 2004 Jun;37(6):935-8.
Authors: Owings TM, Grabiner MD.
Reviewer: Yuuki Yoshimoto
Abstract
背景:
空間・時間的な歩行パラメータの変動は、高齢者の将来的な転倒を予測する。しかしながら、歩行のコントロールに変動パラメータの情報が貢献してるかは明らかになっていない。
目的:
高齢者と若年者の歩行コントロールを歩行変動パラメータの程度によって説明できるか、事後検定を用いて検討すること。
方法:
若年者18名、高齢者12名は快適速度にてトレッドミル上(10~15分)を歩行し、その際のステップ長・歩隔・ステップ時間の変動を計測した。
結果:
独立t検定にて高齢者と若年者のステップ長と歩隔変動を検討したが有意差はみられなかった。その後、判別分析のステップワイズ法を用いて対象30名のうち70%において、歩隔変動だけが高齢者と若年者をクラス分けすることができた。
著者の結論:
これらの結果は、若年者と高齢者の歩行において歩隔変動が他のパラメータに比し有用な説明因子であること示唆している。
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