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Title: Structural correlates of apathy in Alzheimer's disease: a multimodal MRI study.

邦題: アルツハイマー病におけるアパシーの構造的相関:多様式MRI研究

Journal: Int J Geriatr Psychiatry. 2016 Jul 18.

Authors: Agüera-Ortiz L, Hernandez-Tamames JA, Martinez-Martin P, Cruz-Orduña I, Pajares G, López-Alvarez J, Osorio RS, Sanz M, Olazarán J.

Reviewer: Tatsuya HIRAI

Abstract

OBJECTIVE:

アパシーは認知症でもっとも頻度の高い症候のひとつであり、その神経生物学の基礎は十分理解されていない。目的は、進行したアルツハイマー病(AD)患者のアパシーと脳の灰白質と白質の障害によるアパシーの側面との相関を分析することである。

 

METHODS:

本研究はhe Alzheimer Center Reina Sofía Foundation Research Unitにて行われた。参加者は中等度から重度ADのナーシングホーム患者37名であり、78.4%が女性で平均年齢(SD)は82.7(5.8)歳であった。 測定項目は以下のとおりである:SMMSE(重度用MMSE)、Global Deterioration Scale (GDS)、NPI、そして、情動鈍化、思考欠如および認知的不活性のトータルおよびサブスコアを含むナーシングホームの認知症バージョンのアパシースケールであった。3TのMRI測定(voxel-based morphometry, fluid-attenuated inversion recovery, and diffusion tensor imaging)が行われた。

 

RESULTS:

アパシーは中等度のレベルであった(ナーシングホーム認知症バージョンのアパシースケール31.1 ± 18.5)。脳梁と内包の両側のダメージはアパシーの重症度と関連した。右内包と脳梁のより小さい前方領域はより高い情動鈍化に関連した(cluster size 334, p < 0.0005, FWE-corrected)。右脳室周囲前方領域における虚血性の損傷は高い思考の欠如と関連した(cluster size 3805, p < 0.005, FWE-corrected)。

 

CONCLUSIONS:

アパシーと関連する脳の損傷はADの重度なステージにおける異なった特徴を示し、アパシーの3つの側面で異なるかもしれない。萎縮の他に、脳連結と血管病変を研究することは、特に認知症のより重症段階の認知症におけるアパシー研究において妥当である。さらなる多様な技術を含んだMRIの研究が必要である。

 

 [URL] http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27428560

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