
Title: Patient participation and physical activity during rehabilitation and future functional outcomes in patients after hip fracture.
邦題:股関節骨折後の患者におけるリハビリテーション中の患者の参加および身体活動や機能的結果の予後
Journal: Arch Phys Med Rehabil. 2009 Apr;90(4):618-22.
Authors: Talkowski JB, Lenze EJ, Munin MC, Harrison C, Brach JS.
Reviewer: Yuki Wakatsuki
Abstract
OBJECTIVE:
セラピストと関わった患者の参加と、自己申告による予後の機能的結果と、治療中にアクティグラフによって記録した身体活動との関連を調査すること。リハビリテーション中に、より活動的であった参加者は、活動的でなかった参加者と比べて、より高い参加の得点と股関節骨折後のより良い機能回復をするかもしれないという仮説を我々は立てた。
DESIGN:
3か月、6ヶ月のフォローアップによる縦断的研究
SETTING:
参加者は看護施設とリハビリテーション施設の入院患者から募集した。
PARTICIPANTS:
参加者は、股関節骨折後看護施設やリハビリテーション施設に入院する18地域に在住する高齢者であった。研究への参加者は、60歳以上の高齢者で歩行補助具や他者の介助の有無に関わらず歩行できる患者とした。
MAIN OUTCOME MEASURES:
5日間連続してアクチグラフの加速度計を着用し使用することにより、参加者のリハビリテーション中の身体活動を定量化しました。Pittsburgh Participation Rating Scaleは、入院患者治療中に患者の参加を定量した。自己申告による機能的結果は、骨折後の基準と3か月と6ヶ月に、Hip Fracture Functional Recovery Scaleで測定した。
RESULTS:
活動性の低い患者と比較してより良い参加を示した患者で、リハビリテーション中のアクティグラフのより高いカウントをもつ参加者は、セラピストによって評価された。活動的な参加者は、3か月と6ヶ月の両方で、より良い機能的な能力を示した。また、活動性の低い参加者は自己申告による骨折前の機能の64%と73%の回復を示したのと比較して、活動的な参加者は78%と91%の回復を達成した。
CONCLUSIONS:
アクティグラフは、予後の機能的な結果の予測妥当性と股関節骨折後の患者における患者の参加に対する併存妥当性を示す身体活動の客観的な尺度となる。