
Title: Short-term effects of goal-setting focusing on the life goal concept on subjective well-being and treatment engagement in subacute inpatients: a quasi-randomized controlled trial.
邦題:亜急性の入院患者における主観的幸福と、治療への取り組みに関する、人生目標の概念に焦点を当てた目標設定の短期的効果:準ランダム化比較試験
Journal: Clin Rehabil. 2016 Sep;30(9):909-20.
Authors: Ogawa T, Omon K, Yuda T, Ishigaki T, Imai R, Ohmatsu S, Morioka S.
Reviewer: Yuki Wakatsuki
Abstract
OBJECTIVE:
主観的幸福と、治療への取り組みへに関する、人生目標の概念の短期的影響を調査すること。そして、大規模調査に必要なサンプルサイズを決定すること。
DESIGN:
ブラインドを行っていない準ランダム化比較試験。
SETTING:
亜急性リハビリテーション病棟。
SUBJECTS:
66名の患者は、人生目標の概念を持った目標設定介入群(人生目標群)、無目標設定で介入する標準的なリハビリテーション群(コントロール群1)、また、人生目標の無い目標設定介入群(コントロール群2)に無作為に割り当てた。
INTERVENTIONS:
人生目標を設定した介入群とコントロール群2は、Goal Attainment Scaling.を行った。人生目標を設定した患者は、患者の人生の目標の観点から評価され、目標の階層性を説明された。介入期間は4週間でした。
MAIN MEASURES:
患者は介入の前後で評価された。結果の指標は、不安尺度と抑うつ尺度、12項目のGeneral Health Questionnaire,、Pittsburgh Rehabilitation Participation Scale、Functional Independence Measureであった。
RESULTS:
296名のうち、66名が登録され、人生目標群(n =22)、コントロール群1(N=22)、コントロール群2(N=22)であった。不安は、コントロール群1(6.7±3.4)と比べて人生目標群(4.1±3.0)で有意に低かったが、治療の取り組みはコントロール群1(4.8±0.6)とコントロール群2(4.9±0.5)の両群に比べて、人生目標群(5.3±0.4)で有意に高かった。
CONCLUSIONS:
人生目標の概念は、治療の取り組みに短期的な効果を持っていた。1つの群につき31人の患者の対象者が、さらなる臨床試験のために必要とされる。