top of page

Title: A critical review of the concept of patient motivation in the literature on physical rehabilitation.
邦題:身体的なリハビリテーションの文献における、患者のモチベーションの概念への批判的なレビュー
Journal: Soc Sci Med. 2000 Feb;50(4):495-506.
Reviewer: Yuki Wakatsuki
Abstract
患者のモチベーションは、その現象が明確に定義をされていないにも関わらず、治療の結果を決定する上で、重要な役割を果たしていることについて、リハビリテーションの専門家は、長い間疑問視してきた。一般的に臨床医によって使用される主観的な概念であるという事実により、モチベーションの専門的な理解や本質についての調査が促されてきた。身体的リハビリテーションとモチベーションを扱った文献を確認したところ、大きく3つのグループに分類できることが分かった。臨床研究による1つのグループは、モチベーションを個々の患者の内面の「性格特性」とみなし、純粋に内的気質の観点から性質や原因を説明している。もう一つのグループは、社会的要因によって影響される特性をモチベーションと考え、モチベーションを説明する中で、このような因子への気づきの重要性を強調する。第三のグループは、性格や臨床的特徴との組み合わせた社会的要因と考えている。性格に基づいたアプローチが治療の改善を促すことや、社会的要因の重要性を重視した方法論による批判や、またそれを強調するなどの問題が議論されている。これらの異なるモチベーションの理論の実践的な利益の影響が検討されている。
bottom of page