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Title: Initial testing of a behavioural pain assessment tool within trauma units.
邦題:骨折病棟での観察的な痛み評価ツールの初期試験
Journal: Int J Orthop Trauma Nurs. 2017 Feb;24:3-11
Authors: Gregory J.
Reviewer: Yuki Wakatsuki
Abstract
痛みは骨折患者に共通に生じ、その骨折患者は高齢者であり、認知機能障害によりコミュニケーション能力の低下を伴っていることがある。痛みの観察式評価は利用可能であり、僅かではあるが使用されている。The Bolton Pain Assessment Tool (BPAT)は3つの試験が行われ、家族や介護者によって痛み評価を実施、開発された。この論文の目的は、BPATの初期試験の結果を示すことである。BPATは、イギリスにある4つの骨折病棟の臨床に携わるスタッフによって使用され、評価された。46名は評価を終え、98%は使用しやすいと回答した。69.5%は1~2分で完了し、回答者の93.5%が疼痛管理の介入につながったと回答した。臨床に携わるスタッフによって高い評価を受けたが、評価プロセスにおける家族および介護者の関与は、各病棟で異なり、1つの病棟では家族/介護者は関与しなかった。シンプルで実践的な痛みの評価方法が必要である。臨床的で実践的なBPATの初期試験は、簡便に使用でき、痛みを識別するのに役立つが、その信頼性と妥当性のさらなる試験が必要であることを示唆している。
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