top of page

Title: Parameters and Measures in Assessment of Motor Learning in Neurorehabilitation; A Systematic Review of the Literature.

邦題: ニューロリハビリテーションにおける運動学習の評価に対するパラメータと測定項目:システマティクレビュー

Journal: Front Hum Neurosci. 2017 Feb 24;11:82. doi: 10.3389/fnhum.2017.00082. eCollection 2017 Feb 24. Review.

Authors: Shishov N, Melzer I, Bar-Haim S.

Reviewer: Tatsuya HIRAI

Abstract

日常生活に不可欠な上肢機能は脳卒中や脳性麻痺(CP)後の患者においてしばしば障害される。上肢機能の改善のために、学習が生じなければならず、それゆえ、運動学習原理に基づくトレーニングは多くのリハビリテーション介入に含まれる。適切な測定は、治療結果の評価や最適性に対する重要な側面であるが、結果測定の選択に対する標準的なアルゴリズムはない。 さらにその上、学習同定のための選択された測定の能力は十分確立されていない。我々の目的は脳卒中とCPにおける運動学習の同定に対して有用なパラメータと測定項目をカテゴライズしレビューするためである。2000年1月から2016年3月の期間における上肢トレーニングをフォローした運動学習の形式を評価している研究を、データベースであるPubMed、PedroおよびWeb of Scienceは運動制御評価を使用し検索した。方法論的質を問わない脳卒中後の患者における32論文とCPにおける10論文が含まれた。同定された測定結果は、学習の形式を同定しているものとして定義される「パラメータ」とパラメータの測定ツールとして「測定」の2つのカテゴリーで分類された。レビューの結果は、測定結果において、ナラティブ合成焦点化として扱われた。含まれた論文は研究デザイン、パラメータ、測定項目において異質な成分であった。

パラメータは、適応(n = 6)、予測制御 (n = 2)、後効果 (n = 3)、不適応(n = 4)、パフォーマンス (n = 24)、獲得(n = 8)、保持(n = 8)、そして転移 (n = 14)を含んだ。運動学習理論は長期に亘る変化と普遍化が強調されるが、多くの研究では保持や転移のパラメータが評価されていなかった。基本的な測定項目は、スピード、幾何学そしてその両方(n = 39)、動的変数、正確性、一致性、協調性の運動学的分析を含んだ。特異的なパラメータに対する排他的な測定項目はなかった。多くの要因がタスクパフォーマンスと評価能力に影響を与える。動作と学習の異なる特徴をテストするためにいくつかの測定項目を使用する必要がある。臨床場面において適応性のある運動学習の測定は、治療焦点化されたアプローチにフィットしうるが、現在は不足している。複雑性の発生を評価するため使用された多くの測定項目における運動学習の結果は、横断的研究の知見の統合を困難にさせる。続く研究では、結果測定の選択アルゴリズムを開発することが望ましいが、測定の質が考慮するべき。

 

URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5324661/pdf/fnhum-11-00082.pdf

© 2023 by BI World. Proudly created with Wix.com

bottom of page