
Title: Effects of Motor Learning on Clinical Isokinetic Test Performance in Knee Osteoarthritis Patients.
邦題: 膝OA患者における臨床的な等速運動試験に対する運動学習の影響
Journal: Clinics (Sao Paulo). 2017 Apr;72(4):202-206
Authors: Rodrigues-da-Silva JM, de Rezende MU, et. al
Reviewer: Tatsuya HIRAI
Abstract
OBJECTIVES::
膝OA患者における膝屈伸等速運動に関する運動学習の影響を分析すること。
METHODS::
膝OAを有する136名の座りがちな中高齢 (111 women, 64.3±9.9 years)で130名は両側膝OAであった。対象者はこれまでに等速運動試験を行ったことがなく、今回は2回の膝伸展‐屈曲(求心性)等速運動評価を両側とも 60°/sec.で5回反復した。利き足から実施しテスト間の回復時間は2分とした。そして、標準的なウォーミングアップとして3回の最大下での等速運動を行った。同様の手順を非利き足でも行った。ピークトルク、体重比ピークトルク、全仕事量、CV、筋拮抗比はテスト間(1回目‐2回目)で比較された。
RESULTS::
患者は1回目に比較して2回目に有意な改善を示した(ピークトルク、体重比ピークトルク、全仕事量の増加とCVの減少)。筋拮抗比に有意な変化はなかった。左右差は有意でなかった。
CONCLUSION::
本研究が示すことは、2分間の短い回復時間を伴うテストは膝OA患者の臨床的な等速運動テストに対する運動学習の影響を減少させうるということである。
URL: https://pdfs.semanticscholar.org/9480/3b5d7e48d9a7e66d066fb3e1209fc8b93fad.pdf