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Title: The Association Between Knee Extensor Force Steadiness, Force Accuracy, and Mobility in Older Adults Who Have Fallen.

邦題: 転倒高齢者における膝伸展力の安定性、出力正確性と移動能力との関連

Journal:  J Geriatr Phys Ther. 2016 Jan-Mar;39(1):1-7.

Authors:  Chung-Hoon K, Tracy BL, Dibble LE, Marcus RL, Burgess P, LaStayo PC.

Reviewer: Tatsuya HIRAI

Abstract

BACKGROUND:

高齢者はしばしば運動の制限や下肢の筋力低下を経験し、転倒リスクが増大する。さらに、高齢者は最大下の出力のコントロールを要求される運動課題の際に安定した保持や正確な出力の能力が低下していることが報告されている。そのような問題は、特に転倒高齢者にように、移動能力のレベルが悪くなることと関連するかもしれない。

PURPOSE:

本研究の目的は、転倒高齢者における移動能力と筋出力の安定性(MFS)もしくは筋出力の正確性(MFA)と

の関連性が存在するかを検討することであった。

METHODS:

2つ以上の合併症があり、過去1年に転倒経験のある20名の高齢者(77.5 ± 7 歳, 男性5 名、女性5名)は膝伸展の最大等尺性収縮を行った。最大等尺性収縮の50%を目標とした出力は求心性および遠心性で安定性(力算出における変動)と正確性(目標出力からの平均距離)が測定された。移動は6分間歩行、TUG、階段昇降により示された。相関分析は筋出力コントロールと移動能力の関連の評価に使用された。

RESULTS:

筋出力安定性と移動の相関はどの収縮タイプともなかった。しかし、遠心性収縮における筋出力正確性は6分間歩行 (r = -0.48; P = .03)、TUG(r = 0.68; P = .01)、階段登り (r = 0.60; P = .01)、下り (r = 0.75; P < .01)と有意な相関があった。

CONCLUSION:

高齢者における移動能力と遠心性の筋出力正確性の関連の証明は新規な結果である。相関は因果関係ではないが、これらの関連性は膝伸展の遠心性収縮の不正確性が移動能力の低下と関連することを示唆する。

 

URL:  https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4540703/pdf/nihms651869.pdf

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