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Title:  Rapid Responsiveness to Practice Predicts Longer–Term Retention of Upper Extremity Motor Skill in Non–Demented Older Adults

邦題: 認知症のない高齢者において練習に応じた素早い反応は上肢運動スキルの長期保持を予測する

Journal: Frontiers in Neuroscience. 2015 Nov Vol7

Authors: Sydney Y.Schaefer, and Kevin Duff

Reviewer: Hiroaki WARASHINA

Abstract

 スキル獲得は加齢脳の鍵となる見識を提供する運動学習の一つの形である。

以前の研究では、高齢者は新規の運動課題をよりゆっくりと学習し、若年成人よりも限度が小さいと示唆しているが、私たちは近年、65歳以上の成人の中で、スキル獲得の割合や量に年齢の有意差はなく、その長期保持においてもまた有意差がないことを証明している。

認知症ではない高齢者のスキル獲得の予測をより理解するために、練習(素早い反応)による運動パフォーマンスの早い改善と上肢運動スキルの長期保持との関係を説明すること、素早い反応の限度は全般的な認知ステータスと関係しているかどうかを説明することを目的としている。

結果は、最初の5回のトライのなかで有意な運動パフォーマンスの改善を示し、この“素早い反応”は一ヶ月後、スキル保持の予測をした。特に素早い反応の限度は、Mocaによって測定された全般的な認知ステータスに依存しなかった。

それゆえ、認知的ステータスに関係なく、素早い反応は高齢者のより長期的な神経回復の努力の中で重要な変数であることを表現している。

 

 

URL:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4649025/pdf/fnagi-07-00214.pdf

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