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Title:  Falls efficacy as a measure of fear of falling.

邦題: 転倒恐怖感の尺度としての転倒効力感

Journal:  J Gerontol. 1990 Nov;45(6):P239-43

Authors:  Tinetti ME, Richman D, Powell L.

Reviewer: Yasunobu ISHIKAWA

背景:

“転倒を回避する必要があり、日常生活活動の危険をなくすことで自己効力感が低い”という恐怖感の使用上の定義に基づいて、転倒恐怖感を測定するための手段として、我々は転倒効力感尺度(Falls Efficacy Scale: FES)を開発した。

 

方法:

FESの再現性と妥当性は2つの地域在住高齢者のサンプルで評価された。

 

結果:

FESは良好なテスト-再テスト信頼性を示した(ピアソンの相関係数 0.71)。転倒恐怖感を有し活動を回避する対象者は高いFESスコアであり、転倒恐怖感を有しない対象者よりも低い自己効力感または自信を示した。FESスコアの独立した予測因子は、通常の歩行速度(身体能力の計測)、不安、および抑うつであった。

 

考察:

FESは転倒の恐怖を測定するために信頼性の高くと妥当のある方法であると思われる。この手段は、機能低下をした高齢者に対して転倒恐怖感の独立した貢献を評価するのに有用であるかもしれない。

 

* 原著では、FESの得点高い方が転倒自己効力感は低下していると記載されている。

 

 

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2229948

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