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Title:  Psychosocial Function and Life Satisfaction After Stroke

邦題:脳卒中後の心理社会機能と生活満足感

Journal: Stroke. 1992 Apr;23(4):527-31.

Authors:  M. Astrom, Asplund K, Aström T.

Reviewer: Yuki WAKATSUKI

Abstract

背景と目的:

この予測的研究は脳卒中後の心理社会的な機能の異なった側面と時間経過による変化の改善を記述するため計画した。主な目的は精神面、機能面、社会的な要素が脳卒中後の低い生活満足感との関連について確認することである。

 

方法:

社会的なネットワーク、機能能力、自由時間活動、病気の経験、うつ病、生活満足感を脳卒中の50名の長期生存者に対して3年に渡り評価した。

 

結果:

脳卒中患者は、一般的な高齢者と比べて、心理精神的な兆候、低い能力活動、生活満足感の減少していた。

子供とのコンタクトは3年間に渡って維持していたが、友人や隣人とのコンタクトは脳卒中後早期に減少し、一般的な高齢者よりも低く維持していた(p<0.05)。時間依存性を分析すると、日常生活活動と身体的な兆候と神経学的な兆候は3か月後少し変化することが分かり、一方、精神心理学的な兆候はより遅く変化を示した。脳卒中後3~12か月間、うつ病は減少し、自由時間活動と社会的なつながりは部分的に再開し、そして生活満足感を改善した(p<0.01)。かつての良い生活満足感は取り戻され、1年時の弱い生活満足感は全体の3年間、弱いまま維持した。

 

著者の結論:

脳卒中早期のうつ病は、機能障害と社会ネットワークの障害が脳卒中の長期生存する間の生活満足感を減少させることに関連する。

 

URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/1561684

 

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