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Title:    Gait variability and fall risk in community-living older adults: a 1-year prospective study.

邦題:  地域在住高齢者における歩行変動と転倒リスク:1年間の前向き研究

Journal:   Arch Phys Med Rehabil 2001;82:1050-6

Hausdorff JM, Rios DA, Edelberg HK.

Reviewer: Yuuki Yoshimoto

Abstract

OBJECTIVE:

地域在住高齢者の歩行変動の増加が将来の転倒を予測するかという仮説を検討すること

DESIGN:

前向きコホート研究

PARTICIPANTS:

自立生活を送る52名の70歳以上高齢者

MAINOUTCOME:

対象が快適速度で6分間歩行した際のストライド時間を計測した。その後、1年間にわたり週ごとの転倒結果を調査した。メインアウトカムは①ストライド時間の変動と1年間の転倒の関係、②ストライド時間の変動と潜在的な要因との関係である。

RESULTS:

1年後、対象のうち40%が転倒を報告した。ストライド時間変動は転倒群(n=20)で106±30ms、非転倒群(n=32)で49±4msであった。ロジスティック回帰分析によりストライド時間変動が転倒予測因子として抽出された。ストライド時間変動は、身体機能(筋力、バランス、歩行スピード)や認知機能と相関があった。しかし、これらの身体機能や認知機能は転倒群・非転倒群を分けることはできなかった。

CONCLUSION:

これらの結果により、自立歩行でストライド変動を計測する可能性と、地域在住高齢者において歩行変動が将来の転倒を予測する可能性を増強させることがわかった。

 

URL:  http://www.archives-pmr.org/article/S0003-9993(01)63215-5/pdf

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