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Title: The Effect of Age on Variability in Gait
邦題: 歩行変動に対する加齢の影響
Journal: J Gerontol. 1984 Nov;39(6):662-6.
A. Gabell, BA , U.S.L. Nayak
Reviewer: Yuuki Yoshimoto
Abstract
OBJECTIVE:
歩行変動パラメータは加齢により変化するかを検討すること
METHODS:
被験者間比較研究。32名の若年者(21-42歳)32名の高齢者(66-87歳)の歩行パラメータ(歩幅、歩隔、ストライド時間、両脚支持時間のそれぞれの平均と変動係数の中央値)をマンホイットーニーU検定で比較。
歩行パラメータは、歩行路に取り付けた電気信号から足部位置を読み取る機械により測定。歩行速度の指示については記載なし。被験者それぞれの10ステップを解析。
RESULTS:
両群間のすべての歩行パラメータの平均、変動係数の中央値で有意な差はみられなかった。
歩幅の平均は高齢者で少し小さくなり、変動係数では同程度。歩隔の平均は高齢者で少し小さくなり、変動係数では若年で少し小さい。ストライド時間の平均は高齢で少し小さくなり、変動係数は同程度。両脚支持時間では、少し違いがみられた。
CONCLUSION:
すべての変動係数で、両群差に違いはみられず若年群と高齢群の歩行変動に差はみられないことがわかった。高齢者において変動が増加した場合、病理学的な問題が発生している可能性がある。
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