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Title:   Knee extension strength is a significant determinant of static and dynamic balance as well as quality of life in older community-dwelling women with osteoporosis.

邦題:骨粗しょう症を有する地域在住女性における膝伸展力は静的と動的バランスのみでなく生活の質の有意な決定要素である

Journal: Gerontology. 2002 Nov-Dec;48(6):360-8.

Authors: Carter ND, Khan KM, Mallinson A, Janssen PA, Heinonen A, Petit MA, McKay HA

Reviewer: Yasunobu ISHIKAWA

背景:

転倒は高齢者の骨折の主な原因であるが、骨粗しょう症を有した女性におけるバランスの決定要素はあまり調査されていない。

 

目的:

骨粗しょう症と診断された女性において膝伸展力、薬物治療歴、病歴、身体活動および静的と動的バランスの中での関連を説明することである。

 

方法:

我々は97名の骨粗しょう症を有する地域在住女性に健康歴、現在の薬物治療と質問表によって生活の質を評価した。静的バランスはコンピュータライズド動的体平衡(Equitest)によって、動的バランスはfigure-eight runの時間、さらに膝伸展力はダイナモメトリーによって測定された。

 

結果:

97名の参加者(平均年齢69±3.2歳)はT = -3.3±0.7の平均腰椎BMD(骨密度)および-2.9±0.4のtotal hip(腰椎、大腿骨)BMDであった。段階的に線形で後退しており、静的バランスの有意な決定要因である全体の分散(variance)の18%は膝伸展力(10%, p < 0.001)、年齢(5%, p < 0.01)、喫煙(3%, p < 0.05)によって説明された。動的バランスの有意な予測は膝伸展力(26%, p < 0.001)、薬物治療(6%, p < 0.05)、年齢(4%, p < 0.05)、身長(4%, p < 0.001)、エストロゲン使用の年数、喫煙、体重が同じ値であった(すべて2%) (すべて p < 0.05)。膝伸展力は生活の質との関連もみられた(r(2) = 0.12, p < 0.001)。これらのモデルに基づくと、1kg/cm(およそ3%)の平均の膝伸展力の減少はそれぞれ1.2、2.4および3.4%以上の静的バランス、動的バランスおよび生活の質と関連する。

 

結論:

膝伸展力は65から75歳までの骨粗しょう症を有した高齢女性における静的と動的バランステストのパフォーマンスの有意な決定要素である。今回の横断研究について、膝伸展力は年齢よりもバランステストの分散(variance)の多くの割合を説明した。骨粗しょう症を有する高齢女性における膝伸展筋力を改善する介入の効果の調査は正当化される。

 

 

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12393951

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