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Title:  The Physical Performance Test as a predictor of frequent fallers: a prospective community-based cohort study.

邦題: 頻繁な転倒の予測としてのフィジカルパフォーマンステスト:地域を対象としたコホート研究

Journal:  Clin Rehabil. 2006 Jan;20(1):83-90.

Authors:  Delbaere K, Van den Noortgate N, Bourgois J, Vanderstraeten G, Tine W, Cambier D.

                                                                        Reviewer: Yasunobu ISHIKAWA

 

Abstract

目的:

頻繁に転倒するリスクのある高齢者を鑑別するためにリスクモデルを構築することである。

 

研究デザイン:

地域を対象とした12か月間の前向きコホート研究

 

環境:

ベースラインの測定は地域のコミュニティーセンターで行われた。

 

対象者:

263名の地域在住高齢者とした(平均年齢72歳)。

 

測定:

医学、心理学、感覚、身体および姿勢制御の測定を含む様々な変数が評価された。転倒の発生率は、1年間のフォローアップの間、過去にさかのぼって監視された。

 

結果:

ロジスティック回帰分析は多剤投与が最も主要な医学による転倒の予測で1.29のオッズ比(OR)であり(P=0.005)、最も重要な感覚による予測は乏しい視力(OR = 0.84; P=0.009)、最も重要な心理による予測は転倒の全般的な恐怖(OR = 3.25; P< 0.001)であった。開眼での近接タンデム立位の重心動揺の増加は最も優れたバランスによる転倒の予測であり(OR = 5.60; P= 0.010)、リズミカルな体重変位時の前後移動速度の遅延がその後に続いた(OR = 0.42; P= 0.004)。最も優れた身体による予測はフィジカルパフォーマンステストであり(OR =4.16; P< 0.001)、最大握力の減少(OR = 0.87; P< 0.001)と椅子立ち上がり時間(Timed chair - stands)の増加(OR = 1.13; P= 0.003)が続いた。段階的重回帰分析は、フィジカルパフォーマンステストと最大握力の組み合わせが将来の転倒を予測するためのリスクモデルであることを明らかにした。

 

結論:

本研究は医学、心理、感覚、姿勢制御のみでなく身体的な変数から予測値を提供し、転倒の因果関係を裏付けた。構成された転倒リスクモデルは主に身体によって定められる。

 

※ Physical Performance Test

以下の8項目をテストする。

1.書字にかかる時間 2.食事にかかる時間 3.本を棚に置くまでの時間 4.ジャケットを着て脱ぐまでの時間 5.床のものを拾う時間 6.360°ターンの歩数と安全性 7.50フィート(約15m)歩行速度 8.階段昇降の時間 9.階段昇降の往復回数

参考URL:http://www.brightonrehab.com/wp-content/uploads/2012/02/Physical-Performance-Test-PPT.pdf

 

URL:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16502754

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