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Title:   Important determinants of self-efficacy in patients with chronic musculoskeletal pain.

邦題: 筋骨格系の慢性疼痛を有する症例におけるセルフエフィカシーの重要な決定要因

Journal:  J Rheumatol. 2004 Jun;31(6):1187-92.

Authors:  Rahman A, Ambler G, Underwood MR, Shipley ME.

Reviewer: Yasunobu ISHIKAWA

目的:

3期のリウマチクリニック(a tertiary rheumatology clinic)で見られる筋骨格の慢性疼痛を有しているものの特徴を明かにし、その症例におけるセルフエフィカシーと関連する要因を検討することである。

 

方法:

データは2000年8月から2002年10月の間にクリニックに参加した196名の症例に対して前向きに収集した。初期評価は Pain Self-Efficacy Questionnaireを使用して自己効力感が評価された。2回目に痛みの重症度と痛みによる能力制限が評価された。データは単変量と重回帰法を使用して解析された。

 

結果:

症例は一般的な広範囲の検査を経験し、様々な治療を行われたが持続する痛みと低いセルフエフィカシーが残った。重回帰分析は他の要因の調整後、抑うつ症状と雇用形態はセルフエフィカシーと関連していることを示した。平均のセルフエフィカシーの得点が7.0 units以下の症例はそうでないものよりも抑うつ症状が報告された(95%信頼区間、CI: 2.2-11.9)。就労は高いセルフエフィカシーと関係していた。退職したものは勤めているものに比べて得点が8.3 units以下(95%CI: 2.4-14.2)であったが、専業主婦や仕事がないものは勤めているものに比べて得点はおよそ14 units以下(95% CI: それぞれ8.0-20.9と 7.5-19.0)であった。痛みの位置の分布がセルフエフィカシーと関連しているといういくつかのエビデンスもみられた。広範囲の痛みを有した症例は限局した痛みを有するものと比べて4.1 units以下の得点であった(95% CI: -0.4-8.6)。

 

結論:

抑うつ症状、仕事、あるいは痛みの分布は慢性疼痛を有する症例の毎日行っている活動についての能力の自信の報告と関係した。痛みの適切な考えに結びつける可能性が検討された。

 

URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15170934

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