
Title: Specific balance training included in an endurance-resistance exercise program improves postural balance in elderly patients undergoing haemodialysis.
邦題:持久性-抵抗運動プログラムを含む特定のバランストレーニングは血液透析をしている高齢患者の姿勢バランスを改善させる
Journal: Disabil Rehabil. 2018 Apr;40(7):784-790.
Authors: Frih B, Mkacher W, Jaafar H, Frih A, Ben Salah Z, El May M, Hammami M.
Reviewer: Yasunobu ISHIKAWA
Abstract
目的:
本研究の目的は、透析患者に対して姿勢制御の持久性-抵抗運動プログラムを含む特定のバランストレーニングの6カ月の効果を評価することである。
方法:
血液透析をしている49名の女性患者は無作為に介入群(持久性-抵抗運動を含むバランストレーニング、n=26)またはコントロール群(持久性-抵抗運動のみ、n=23)に割り当てられた。姿勢制御は6つの臨床検査を使用して評価された;Timed Up and Go Test、Tinetti Mobility Test、Berg Balance Scale、片脚立位、Mini-Balance Evaluation Systems TestそしてActivities Balance Confidence Scaleである。
結果:
介入群のリハビリテーショントレーニングの期間後は、すべてのバランス評価で有意に増加した。コントロール群では、Timed Up and Go Test、Berg Balance Scale、Mini-Balance Evaluation Systems TestそしてActivities Balance Confidence Scaleが改善した。変化した評価項目の範囲は介入群の方がコントロール群よりも大きかった。
結論:
血液透析患者について、通常の持久性-抵抗運動を含んだ特定のバランストレーニングは、持久性-抵抗運動のみでの介入よりも静的と動的バランスを改善させる。リハビリテーションでの応用について、血液透析患者に対するリハビリテーションでの運動は、全体的な移動および機能的な能力を改善させる。全般的に持久性と抵抗運動プログラムを含んだ特定のバランストレーニングは静的と動的バランスを改善させるかもしれない。