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Self-awareness and self-monitoring of cognitive and behavioral deficits in behavioral variant frontotemporal dementia, primary progressive aphasia and probable Alzheimer's disease

Brain Cogn. 2008;67(1):58-68.

Banks S, Weintraub S.

邦題: 行動障害型前頭側頭型認知症、原発性進行性失語およびprobable ADにおける認知的、行動的欠如に関する自己認識と自己監視

レビュワー平井達也

Abstract

洞察力の欠如は行動障害型前頭側頭型認知症(bvFTD)のコア診断基準であり、原発性進行性失語(PPA)の初期段階では正常であると考えられている。他の神経学的状態は、症状特有の洞察が認められており、行動症状は洞察の低下に対して特に脆弱であるように見える。洞察のさまざまなコンポーネント、つまり自己認識、および自己監視は、多くの場合、個別の現象と見なされる。本研究では、PPA、bvFTD、および probable AD(PrAD)の患者と、認知的に正常な対照被験者のグループの洞察を比較した。さらに、主に認知症の3つの影響を受けるドメインタイプ、つまり、行動、命名能力、およびメモリによっての洞察の違いが評価され、自己認識と自己監視が比較された。合計55人の参加者が登録された。参加者は、各ドメインでのテストの直前および直後に、自分の知覚能力を実証する自己評価スケールを実施するように求められた。結果は、PPAと正常コントロールグループがコントロール(体重と視力)と認知ドメインで非常に類似した結果であるのに対し、bvFTDとPrADの患者はメモリを正確に評価できなかったことを示した。3つの診断グループはすべて、行動症状を正確に評価できなかった。これは、このドメインが診断全体にわたる洞察力の喪失に対して脆弱であることを示唆している。対照的に、命名能力は、すべてのグループで正確に評価されるか、過小評価されていた。最後に、自己認識と自己監視の間に顕著な違いはなく、これについてのさらなる説明が検討される。

URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2697661/pdf/nihms53015.pdf

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