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Subjective Memory Impairment and Gait Variability in Cognitively Healthy Individuals: Results from a Cross-Sectional Pilot Study.

J Alzheimers Dis. 2017;55(3):965-971.

Beauchet O, Launay CP, Chabot J, Levinoff EJ, Allali G.

邦題: 認知的健常者における主観的記憶障害と歩行のバラツキ:横断的パイロット研究

レビュワー平井達也

Abstract

OBJECTIVE:

本研究の目的は、主観的記憶障害(SMI)を伴う認知的に健康な個人(CHI)において、シングルおよびデュアルタスクを実行している際の、歩幅の変動性の関連を調べること。

 

METHODS:

合計126 CHI(SMIなし15名、SMIあり69名、親族によりSMIありとする者10名、参加者とその親族の両方によりSMIありとする者32名)がこの横断研究に参加した。歩幅の変動係数(CoV)と歩行速度は、通常の条件と数字の逆唱しながらの条件で記録された。年齢、性別、肥満度指数、毎日服用する薬物の数、向精神薬の使用、転倒の恐れ、以前の転倒の履歴、および歩行速度が共変量として使用された。

 

RESULTS:

多重線形回帰モデルは、数字を逆唱する際の歩幅時間のCoVが大きいことを示したが、単一のタスク中でそれはなく、親族によるSMIに関連した(p = 0.038)。

 

CONCLUSION:

本研究では、参加者の親族によるSMIとストライド時間の大きいCoV(つまり、パフォーマンスの低下)の間に特定の関連性があることが示された。これは、歩行の変動性と記憶の関連性が記憶障害の初期段階に存在する可能性があることを示唆している。したがって、親族によるSMIを持つ個人のデュアルタスクの下での歩行変動は、ADの潜在的なバイオマーカーになりうる。

 

URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27802231

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